緩和ケアにはいくらかかる?福岡で使える制度と費用の実際

緩和ケアを受けたいと思っても、気になるのが「費用」のこと。
病院に入るのか、自宅で受けるのか、保険が使えるのか。今回は、福岡で緩和ケアを検討している方に向けて、実際にかかるお金と使える制度をわかりやすくまとめます。

まず、緩和ケアは医療保険の対象です。がん患者の方が緩和ケア病棟(ホスピス)に入院した場合、特別な入院料がかかりますが、健康保険で自己負担は基本的に3割(高額療養費制度あり)です。さらに、70歳以上の方であれば1割または2割の負担で済むケースも多く、実際には月数万円程度で済む方もいます。

福岡市内にある緩和ケア病棟のある病院(九州がんセンター、久留米大学病院など)では、がん拠点病院として相談員が制度説明を行ってくれます。

一方、在宅緩和ケアの場合、訪問診療や訪問看護の費用が発生しますが、こちらも医療保険・介護保険の併用が可能です。福岡市では24時間対応の訪問診療を行うクリニックが複数あり、夜間対応などの加算もありますが、月に2〜4万円ほどが目安です(自己負担1〜3割の場合)。

また、福岡県では「福岡県がん患者医療費助成制度」など、所得や病状に応じて医療費助成が受けられる場合もあります。加えて、介護保険の要介護認定を受けると、訪問看護・福祉用具・居宅介護支援などが制度内で利用できます。

家族の負担を減らすために、福祉タクシーやレスパイト入院(一時的な入院)なども選択肢として検討できます。

結論として、緩和ケアは「高額な特別医療」ではなく、制度を上手に活用すれば、経済的な負担を大きく減らすことができます。まずは主治医や相談支援室、地域包括支援センターに相談し、自分に合った選択肢を探すことが第一歩です。