緩和ケアは終末期だけじゃない?福岡で知っておきたい基礎知識
緩和ケアというと、まだまだ「最期の医療」というイメージが強く残っています。私自身も、身近な人が病気になったときに「ホスピス=死を待つ場所」と考えていました。しかし実際には、緩和ケアは「病気と共に生きる時間を支えるためのケア」であり、決して最期の数日や数週間だけのものではありません。
福岡の医療現場でも、がん治療中の患者さんが副作用で日常生活がつらいときや、慢性心不全の方が息苦しさや不安を抱えているときなど、早期から緩和ケアチームが関わるケースが増えています。緩和ケアは「痛みや苦しみを和らげる」ことだけでなく、「その人が望む暮らしを続けられるようにする」ことが目的です。
具体的には、以下のような支援が受けられます。
症状(痛み・吐き気・息苦しさなど)のコントロール
心理的なサポートやカウンセリング
家族への支援や介護者のケア
自宅療養のための在宅医療チームとの連携
福岡市内や久留米市には緩和ケア病棟を持つ総合病院が複数あり、また、糸島や北九州エリアでは在宅ホスピスをサポートする訪問診療クリニックも充実しています。緩和ケアは病院だけでなく、在宅や施設でも受けられるものです。
次回の記事では、「福岡で利用できる緩和ケアの相談先や施設の探し方」について紹介します。